女子の密かな大問題、失禁、トイレが近いなどの尿トラブル
女子40歳からの、身体美人化計画 第17回
■人に言えない尿トラブルの悩みは、人に言わないうちに解決してしまおう
陽は短くなり少しずつ冷えてきて、冬に向かっていることを日一日と感じますよね。いかがお過ごしでしょうか。冷えてくるとトイレの回数も増えたりしますが、最近は、なかなか人には言えない尿トラブルのお悩みを打ち明けてくれる人が増えてきています。多いのは、トイレが近い、くしゃみやちょっとした刺激で失禁してしまう、我慢ができないので外出が怖い、など。特に出産経験のある妙齢女子でお悩みの人は多いかもしれません。あなたは大丈夫ですか?
尿トラブルの主な原因は、膀胱、尿道、骨盤底筋が硬いためです。
膀胱は水風船のようなものなので、硬い膀胱だと大きく膨らめません。そのため少ししかおしっこが溜まっていないのに満タンになってしまい、すぐにトイレに行きたくなってしまいます。でもいざしてみると大した量は出ない。これがトイレが近い仕組みです。
またおしっこを出したり止めたりするのは骨盤底筋(細かくいうと尿道括約筋)ですが、尿道や骨盤底筋が硬いと、出口や通り道を柔らかくピタッとくっつけて塞ぐことができません。隙間なく閉じ切ることができないために、ちょっとした刺激でおしっこが漏れ出てしまう。これが失禁の仕組みです。
我慢ができないのはこれらの掛け合わせで、膀胱が過敏になってしまい、自分の意思でコントロールが難しくなってしまうため。
膀胱、尿道、骨盤底筋が硬いというのは、これらの筋肉を普段から使えておらず、血流が悪くなり冷えて硬くなってしまっているということ。出産経験者の人は、妊娠により骨盤底筋が全体的に伸びて緩んだ状態のまま、硬くなってしまっている可能性も高いです。だからやるべきことは、お腹の中の血流を良くして、膀胱、尿道、骨盤底筋を温かく柔らかくすること。そして骨盤底筋を使えるようになること(=引き締めたり緩めたりが柔軟にできるようになること)です。
膀胱も尿道も骨盤底筋も筋肉なので、トレーニングをすればまた柔らかくなります。人知れずただ悩んでいるだけの毎日はもったいないです。こっそりとトレーニングを始めましょう。人に言えない悩みは、人に言わないうちに解決しちゃいましょうね。
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